<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
貪慢グループを識別する時、あなたが誇りに思っている物を、所縁とする。例えば、衣服、宝石、イヤリング等。
もし、概念を所縁に取る場合の、貪見グループ及び貪慢グループの名法が、理解できたならば、更に進んで、究極色法を所縁として取る(+修行をする)。
瞋グループを識別する時、あなたは、あなたの嫌いな人を、所縁として取る;
瞋嫉グループを識別する時、あなたは、他人が持っている、あなたより良い物を所縁に取る;
瞋慳グループを識別する時、あなたが、他人に分け与える事が耐えられない物を、所縁として取る;
瞋後悔グループを識別する時、あなたは、すでになした悪業(たとえば、殺生)または、なすべきであった良い事(たとえば、布施をしなかった、持戒をしなかった)を所縁として取る。
後悔とは、悪業をなした事を悔いる事、または善業をなさなかった事を悔やむ事であるが故に、この二種類の所縁を取って(+修習しなければならない。)
掉挙グループを識別する時、普通の無貪無瞋の散乱心を、所縁として取る。
疑グループを識別する時、あなたをして、疑いの心を起せしめる事柄を所縁に取る。例えば「前世では、私は、本当に、人であったであろうか?」等。
上に述べた様に、概念を所縁とする時、彼所縁は、不善速行の後に、生起する事はできない。
もし、概念を所縁として取る所の、不善名法を識別する事が出来たならば、更に一歩進んで、一つ毎の種類の、究極色法を、所縁として取る所の、不善名法を識別する。
善グループの識別方法と同じく、不善名法を識別する時、法所縁グループから、始めなければならない。
(表7-10:法所縁グループー不善意門心路過程~略)
(8-49につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>