食生色
食生色(āhāraja rūpa)もまた、八法聚によって構成されている。それらの食素は、食生食素(āhāra ojā)に属し、我々が食用としている食物と飲料において生じる。
食器の中の食物、消化器観管道の中の食物(口中の食物、食のみ込んだばかりの、胃の中の未消化の食物、腸管の中の半消化とすでに完全に消化された食物、糞便)、膿と尿も、みな同様に、すべて無生命の時節生食素八法聚である。
消化の火は、命根九法聚の中の火界であり、業生色(以前に述べた<注176>)に属する。消化の火が未消化または半消化の食物の、時節生食素溌法聚(utuja ojaṭṭhamaka kalāpa)の中の食素に出会うと、すぐに、新しい新しい食素八法聚が生じる;それらは、食生食素八法聚に属し、食生食素(ahāraja ojā)を第八法とする。
同様に、これらの食素が(業生の)消化の火に出会う時、また一歩進んで、多くの代の食素八法聚を生じる。
これがまた、業生、心生と時節生色聚の中の食素、及び現有の食生色聚の中の食素を支えるのである。
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>