Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-43

上記の過程を観察する為に、あなたは、食事をする時に、禅の修習をするのがよい。あなたは、食生色聚が、消化道ーー口腔、食道、胃と腸ーーから全身に拡散するのを見ることができる。

あなたは、先に、これらの場所において、今食べたばかりの食物の中の四界を識別し、かつ、その中の色聚を見る様にする。

消化の火(命根9法聚の中の火界)が、先ほど飲み込んだばかりの食物(時節生食素八法聚)の食素に出会う時、多くの代の食生食素八法聚が生じ、かつ、全身に散布されるのを、引き続き、観察する。

それらは皆、不透明で、かつ、八種類の色法が含まれているのを見る。

あなたは、また、食事の後、これらの過程を観察する事も出来る、胃と腸の中の未消化の食物を分析するのである。

次にあなたは、これらの食生食素八法聚が、如何にして全身に分布するのか、を識別しなければならない。

ここでは、目に到達するのを例とする。

目の中において、これらの色聚の中の、八種類の色法を識別し、かつ、それらの食素が、食生食素に属している事を見る。

その後、それが、眼10法聚の業生食素に出会う時、それは消化の火と一緒になって、眼10法聚(cakkhu-dasaka kalāpa)の中の食素が、四または五代の食生食素八法聚<注213>を生じせしめるのを支え、助けるのを見ることができる。

具体的に、どれだけの代生じるかは、この二種類の食素の強度によって決定される。

同時に、この四または五代の色聚の中において、皆、時節が含まれており、故に、再度、それが、往時において、多くの代の新しい色聚を生じせしめた事を識別する。

食生食素が目の中の業生身10法聚と性10法聚の中の食素に出会う時、四または五代の食生食素八法聚を生じせしめることができるの識別する様、チャレンジする。

この多くの代の、新しい色聚の中において、その時節は、同様に、多くの代の、新しい色聚を生じせしめることができる。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>