5番目は無有縁である。例えば、一個の心が生起した後、もしも、(その心がそのまま)滅しないのであれば、もう一つ別の心が生起する事ができない。前生心が滅し尽くさなけれぱ、後生心は生起しない。これを無有縁と言う。。。 6番目は、光が必要である。光がないならば、眼浄色や色所縁があったとしても、(周囲が)真っ暗では、ものは見えないのであり、この時は、眼門心路過程は生起出来ない。。。 7番目は、作為(manasikara)である。もし貴方が私をみたいと思わないで、目を閉じてしまえば、私を見る事が出来ない。私を見たいという作為がないならば、貴方は私を見る事が出来ない。。。。。。 この様に、種々の縁が相互に噛み合って組み合わされて初めて、眼門心路過程の全体が生起されるのである。。。。。。 17個の心の中において、どの一つを取っても、我(私・エゴ)というものは含まれない。それぞれの心は、それぞれ特有の役割を演じた後、消失してしまう!これは非常に重要な正見である。。。 この様に無我を理解する為には必ず、因・縁の法を理解しなければならないのである。