■熟する順番による分類……………… 業を、それが熟する順番(果報が生じる順番)によって分類する。。。。 以下の4種になる: 1.重業。2.臨終業。 3.慣行業。4.已作業。 長い輪廻の中において、我々は各式各様の業をなす。それは善業であったり、悪業であったりするが、臨終のその一刻、どの業が熟するのか?(それが問題だ)。 一番目は「重業」である。。 もし重業がないのであるならば、二番目は「臨終業」が熟する。。。 もし臨終業がないのであるならば、三番目に熟するのは「慣行業」である。。。 もし、これら三種の業がないのであるならば、最後に熟するのは「已作業」である。故に、業の、果報の生じる順序から分類すれば、重業、臨終業、慣行業、已作業という事になる。。。 《清浄道論》においては、一番目は重業。二番目は慣行業。三番目は臨終業となっているが、《アビダンマッタサンガッハ》では、二番目は臨終業、三番目が慣行業、となっている。