Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

日本大乗仏教界の地盤沈下

近々、旧統一教会に、解散命令が出る様です。                  WEBニュースで見たのですが、旧統一教会に                     「あなたの家の家系図を見た。先祖に夭折した人がいて、その人の霊魂が今のあなたの孫に取り付いている。孫を守る為に教会に一億円献金しろ」                   と言われて、実際に献金してしまった人がいるのだとか。                  これを【悪徳新興宗教団体に騙された】と言うのは簡単ですが、私には、日本の伝統仏教界、大乗仏教地盤沈下が見える様です。。。。。。。。                                      日本の大乗仏教を担う僧侶の方々、      1、不飲酒戒など、最低限の5戒さえも守らないのに、自称、僧侶ですか?        2.出家の比丘・僧侶(比丘尼も含む)は結婚して、家庭生活を営んでもよい、と仏陀は言いましたか????                                 3.葬式の一環として、死者(の遺族)に戒名を売りつけて何の意味がありますか?(注1)………………………                    4.僧侶は、在家の葬式にかかわっても良いと、仏陀は言いましたか?????            5.お寺と言う名の建造物は、世襲してでも受け継ぎたい、文化遺産なのですか?          6.夜に宴会もカラオケもありという僧侶の方々、ゴータマ仏陀の教えた無常、苦、無我のミクロな世界観の説明、アビダンマの説明、戒定慧の三学の解説と指導、サマタ・vipassanā の実践と指導はできますか?                 もしも、日本の仏教界に自浄作用があり、自ら襟を糺す事が出来たならば、悪徳新興宗教に騙される人は、激減すると思います。。。                日本の仏教界に連なる僧侶の方々の責任は、非常に重いのです。。。          注1=戒名とは読んで字の如く、<出家の後、戒律を守って修行に専念する>と誓った出家希望者に、戒師が付けてあげる名前……サンガ内で呼び合う、あだ名の様なものです。三途の川は急ごしらえの戒名で渡れる訳もなく(死者に戒名をつけた例は中国に1件あります。その説明はまたの機会に)。