翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(54ー2)(私家版)
これが(業に関する)四種類:令生業、支助(支援)業、阻害業と毀壊業の説明である。。。。 業の異熟は不思議なものである。。。 仏陀は《増支部》の中において以下の様に言う: 「4個の不思議がある。それについて、考える必要はない。もし、それについて考えるならば、その人は挫折し、狂乱するであろう。」 どの、4であるか? 一、諸々の仏の境地。諸々の仏が到達した境地は、考える事が出来ない。 二、定を得た者の境地。一人の人間が定に入った時、その境地を考える事は出来ない。。。 三、業異熟。業はどの様にして果報を生じるのか?なぜ、突然、熟するのか? 四、世界とは何か?と思惟すること。世界はいかにして始まったのか。どの様にして終焉するのか?これも又、我々の智慧では理解出来ない事柄である。。。 もし、この4個について考えを巡らせるならば、精神錯乱する。。。 果報は業の熟したものであり、それは因縁の法である、と知るならば、それで十分である。