Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(56ー1)(私家版)

3.慣行業               三番目は慣行業である。これは、習慣的に常になしている所の善業又は悪業である。仏陀への礼賛、灯火、献花、仏(像)へのお供え、禅の修行、寺院に来て布施するなどは、良い習慣業である。悪い習慣業は、例えば、と殺業者で言えば、その習慣業は殺生である。漁師で言えば、魚釣りや魚を殺す事が、悪い習慣業である。。。。。。         パオ森林僧院で修行する一人の禅修行者は、己が前世において、漁師であったことが分かった。常に魚を捕まえ、殺していたので、この悪業によって、連続して3回地獄に落ちた。一つの地獄が終わり、往生すると、また次の地獄に落ち、その次もまた地獄に落ちた。。。。             こうしたことから、職業の選択もまた非常に重要であることが分かる。。。        もし、あなたの職業が常にあなたに不善の心を起こさせるものであるならば、私はあなたに、転職を勧める。。。         (業の効果は)ただこの一生だけのことと軽く見ないで、遠く(の未来)まで見通して頂きたい。