スリランカに住む Dhammikaは、よく布施をする。。。 毎日多くの比丘に供養し、又、お寺に行って聞法もする。。。 スリランカでは、人が往生する時、通常は、比丘が家に来て、死に行く人に対して、戒を授けるか、又はパーリ語のお経を唱える。。。。。。。 Dhammika が臨終を迎えた時、その家族もまた、比丘を招いて《四念処経》を唱えて貰う様にした。。。。。。。。。。 比丘が《四念処経》を唱えている時、Dhammika は、六界の天神が同時に降りてきて、彼を迎えに来たのを見た。。。 これは「趣相」である。。。 しかし、Dhammika は、《四念処経》を最後まで聞き終えたいと思い、天神に向かって言った:「ちょっと待って下さい!ちょっと待って下さい!」………… 比丘は Dhammika がお経を聞きたくないのかと思い、不信に思い、どうしたら良いのかわからなくなった。。。 彼の子どもたちも、父親が死に面して心が混乱しているのだと思った。というのも、父親は敬虔な仏教徒であるから、比丘に対して失礼な態度を取る訳がないからである。。。。。。。。 比丘は《四念処経》を途中でやめて、帰って行った。。。。 Dhammika は、比丘がいないのに気がついて、子供たちに尋ねた。。。 子供たちが事情を説明した所、Dhammikaは、:「私が『少し待って!少し待って!』と言ったのは、比丘にお経を唱えるな、という事ではなく、六界の天神に対して、私を迎えに来るのをもう少し待って欲しい、と言ったのだ」と説明した。