Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(69ー5)(私家版)

3.火界                  火を見ると、熱いと感じる。熱さは火の特徴である。熱さと冷たさは相対的なもので、熱さを感じない時、冷たいと感じるものである。故に、冷たさも又火の特徴である。熱さは、食べたものを消化する助けになる。氷水は、消化の火を冷却する為、冷たい飲み物を飲むと、(胃が)膨張して、消化不良になる。我々中国人は、熱いものを好んで食するが、これは非常に智慧のある事である。火の作用は、具生色法を老化させる事。人間で言えば老化を促進すること。なぜ、白髪になるのか?なぜ、顔に皺ができるのか?火界色法が、成熟して老化するが故に。もし、何事にも怒ってばかりいたならば、火界が過剰に強いために、火の力は殊の外強く、老化も速くなる。故に、美人でいたい女性は、怒らないのが得策である。