故に、外部に生命のない世界では、全て時節八法聚によって維持されている。というのも、その火界は、絶え間なく延命しつづける能力を持ち合わせているからてある。エネルギーが使い果たされた時、物質は世界から消失する。諸々の法は因縁生起であり、諸々の法は因縁滅でもある。縁が滅した時、果も又再度、生起する事がない。業生色は、四、又は五代の時節生色聚を生じる事ができる。通常の心は、二代又は三代の色聚を生起じる事ができる。止観の心は、定力が非常に強く、智慧が鋭敏な為、非常に多くの代の色聚を生じる事ができる。故に、一人の人間が、禅定に入る時、ジャーナに留まる時間は長時間でも可能である、例えば、3時間、4時間等。というのも、ジャーナの心は、非常に多くの代の色聚を生む事ができ、その色聚の中の「風」界は、長時間修行者を支える事ができる。もし定力がないならば、少しの時間座っただけで、足の位置を変えたくなるが、これは、心が散乱している為であり、生じる風界には、身体を直立させる力はないのである。定力のある人が、3、4時間座っても足を変えないのは、彼の止観の心が、非常に多くの代の色聚を生み出す事ができる結果、彼の姿勢は長時間保たれるのである。