南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『智慧の光』(1-5)<K氏依頼分>

唯一、あれら生命には何らの意義もない、と思う人のみが、進むべき道を無くし、残るは死の道しか無くーーそれは貪瞋癡を殺す一本道であるがーーその様な状況の下、迫られて仕方なくこの種の仏法を研究し修行するものである。。…………………………………………     もしこの種の人に、生命には意義があるではないかと言うならば、私は、彼らは以下の様に回答するであろうと考えるものである:   ………………………………………………………………“生命の唯一の意義は、全く意義のない生命を、永遠に断じ除く事にある。“ と。……………………………………………………………………………                   パオ森林僧院では、多くの禅修行者は当該の本 (ビルマ語又は翻訳版) を参考書として、仏陀の教えた古の古い正法に基づいて、世の人々が愛する所の五蘊を捨て、世の人々が愛さない所の寂滅ーー涅槃に到達したいと願い、修行するものである。。  この本は比較的完全な禅修行ハンドブックであり、仏陀が教えた所の止観禅法を解説している。。……………………………………………………王尊者と浄法尊者の二人がビルマ語の原版を英語力に訳し、次に尋寂尊者、大竜尊者、開弘法師と尋法比丘によって、英語から中国語に翻訳されたものである。。…………              ただ、止禅の部分は禅師のもう一つ別の著書《如実知見》の方が、比較的完璧であると言える。。……………………………………………………この本は、禅修行ハンドブックである為、理論的な解説は多くはない(訳者注3)。。 止禅の部分(第三から第七章)は、ある程度分かりやすいが、しかし、名色業処、縁起、観禅の部分を読むにあたっては、編者は、読者が、菩提比丘の翻訳した《アビダンマ概要精解》を横において共に読む事を勧めるものである。更に《清浄道論》と共に読む事ができれば、更によい。