南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『智慧の光』(12-1/2)<K氏依頼分>

【第11章:縁起第五法】善意王女が過去に発した願。……………………………………………………    無明、愛、取、行と業を、更に理解しやすくする為に、ここでは、コーサラ王(KingKosala)の娘善意王女(Princess Sumana)が、過去において発した所の願について、述べる。観慧仏(VipassiBuddha)の時代、彼女(後の善意王女)は、善意と言う名の花と、乳飯を観慧仏を主とするサンガに布施し、その後に発願して述べた:Bhavābhavābhi nibbatiya@me sati paritassanajāvitam nāma mā hitu, aya@sumanamālā viya nibbattanibbattaññhāne pĪyāva homi nāmena ca sumanāyeva.ママーー“何処に生まれ変わっても、私の生活に憂いのない様に願います。何処に生まれ変わっても、私は花の様で、人が一目見て私を愛してくれます様にと願います私の名前は、善意であります様に願います。“上に述べた善業と願いの中において、煩悩輪転と業輪転の二者が共に含まれている。即ち:1.無明=生活に憂いなく、人に一目みられただけで愛される所の、名前を善意と言う“女性“が存在すると錯覚している。……………………2.愛=その女性としての生活を渇愛している。3.取=その女性の生活に執着しておる。4.行=善意と言う名前の花と乳飯を、観慧仏を主とするサンガに布施した時に善思グループの名法が生起した。5.その善思グループの業力(kamma satti)。…………             この五因は、善意王女のいくつかの果報蘊(viipāka khandha)の因となる。。。、   ★願以此功徳、早日証得涅槃楽!