<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
楽(sukha):
楽の特徴は、満足である;
作用は、相応する法を増長・強化する事;
現象は、協力である。
ここにおいては、それは、安般似相の楽受を体験する事を言う。
喜と楽が相応する時、喜は、己が必要としている対象を獲得して、満足を感じ、楽は、獲得した対象を、真正に感受する。
喜があれば必ず、楽がある。
しかし、楽は必ずしも、喜が伴うとは限らない。
喜は行蘊に属し、楽は受蘊に属する。
ちょうど疲れた砂漠の旅人が、森の側に湖を見つけた時、またはそれを聞いた時、彼は喜を感じる;
旅人が、涼しい森の中において、水を飲む時、彼は快楽(=楽しさ、嬉しさ)を感じる。
このように説明するのは、それらが、この種の状況において、(=それぞれの違いが)非常に明確であるからである。
(5-93につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>