Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-76)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

<注35>《大念処経》の義註では、身体の快楽を了知した時の事に関して以下の様に言う:

仰向けに寝た嬰児が母親の母乳を飲むとき快楽を体験するし、また ”私は快楽の感受を体験している” 事を知っているのである、と。

<注36>また《取遍転起經》(Upādānaparivatta Sutta)に見える。

仏陀は《大念処経・法随観・苦集聖諦部分》において、六受身について述べている。

《相応部・第一多經》

Paṭhamasambahula Sutta)において、仏陀は別の方式によって、同様の事柄について解説している:

”比丘たちよ。

この三種類の受がある:

楽受(sukhā vedanā)、

苦受(dukkha vedanā)、

不苦不楽受(adukkhamasukhā vedanā)。

比丘たちよ。

これを受と言う。

触生じるが故に受生じる

(phasssasamudayā vedanāsamudayo)、

触滅するが故に受滅する

(phassanirodhā vedanānirodho)。”

(3-77につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>