<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
同様に、始めたばかりの時の、出入息は粗くて顕著であり、心は散乱しない。
というのも、粗くて顕著な出入息の相は、すでに認識され、すでに注目され、すでに察知されたが故に。
粗くて顕著な出入息が、柔軟で微弱なものになる時、生起するのは、柔軟で微弱な出入息であり、心は散乱しない。
というのも、微弱な出入息の相は、すでに認識され、すでに注目され、すでに察知されたが故に。
微弱な出入息が停止する時、心は散乱することがない。
というのも、それは、微弱な出入息の相を目標に取るが故に。
(5-100につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。
<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>