Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳~安般念入門―8(本雅難陀尊者シリーズ1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

4、微息 Subtle Breath

もし、禅修行者が、すでに上述の三つの段階の修習に成功して、第四段階に行きたいと思うならば、彼は第一段階(約10分)、第二段階(約10分)、第三段階(約10分)を修習しなければならない。

この時、禅相が益々明るく輝き、益々安定(1、2時間)して、それが見えなくなるという事がないならば、次には第四段階ーー微細な息の修習をする。

「微息」という、この段階は、自然な微細な息を知るということであるが、しかし、入る、出る、長い、短い、(+息の)始まり、(+息の)終わりに注意を払ってはならない。

この段階において、禅修行者は息への察知が益々弱くなり、益々明確でなくなるために、(+息を)知るということを保持するのが困難になる。

(9につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>