<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
この種の慈心観の修行をしようとする時、あなたは再度、禅定を、第四禅にまで、上げておかねばならない。
その後に、あなたは己自身に対して、及び、あなたの好きな人、あなたが好感も悪感もない人、あなたが嫌いな人に対して、人と人の間の限界を打ち破る事が出来るまで、繰り返し、慈愛を育成する。
次に、あなたは先に、ある一定の範囲を選定する。例えば、あなたの住んでいる寺院、または家の付近等。
そして、禅定の光の支えの下、あなたには、そこにあるすべての衆生が、はっきりと見えていなければならない。
この時、そこにいるすべての衆生を対象にして、あなたは慈愛を拡散させる。すなわち、逐一、五種類の対象を限定しない所の、慈愛を遍満させる事と、七種類の対象を限定した所の、慈愛を遍満させる。
合計12種類の方法がある。
12種類の内の、一つの種類ごとに、あなたは以下の様な、四種類の方式でもって、慈愛を遍満させる。例えば:
(4-17につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>