Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

翻訳『禅修指南』8-51(155/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《声(=音、以下同様)所縁、香所縁、

味所縁、触所縁の四グループ》

これらのグループの、法の識別は、色所縁グループの法の識別と、類似している。

一つひとつのグループの、善グループ名法と、不善グループ名法を、識別する。

声所縁グループ:

耳浄色と有分透明界(意門)を同時に、識別する。

喜ばしいか、または喜ばしくない所の、声所縁を目標に取る。如理作意かまたは、不如理作意に従って、(+この時)善または、不善速行を擁する所の、耳門と意門心路過程は、生起する。

香所縁グループ:

鼻浄色と有分透明界(意門)を同時に識別する。

喜ばしいか、または喜ばしくない所の、色聚の匂いを、所縁の目標に取る。

味所縁グループ:

舌浄色と有分透明界(意門)を同時に、識別する。

喜ばしいか、または喜ばしくない所の、色聚の味を、所縁の目標に取る。

触所縁グループ:

身浄色と有分透明界(意門)を、同時に識別する。

喜ばしいか、または喜ばしくない所の、色聚の触を、所縁の目標に取る。

ここにおいて、逐一、地、水、風界の、この三種類の触所縁を所縁とする、善グループ名法と、不善グループ名法を、識別する。

ここにおいて言及したのは、色法を所縁として取る所の名法の、簡略的な識別法である。

詳細な識別法は:

たとえば、六処門と42身分(=42の身体部分)の中の、一つひとつ一種類毎の、色聚の地界を所縁とする、一種類毎の名法を、徹底的に識別するのである。

その他の色法を、所縁に取る名法もまた、斯くの如くに識別する。

(表7-12:六グループーー概略~略)

(表7-13:法所縁グループ(c)ー善グループ~略)

<表7-14:法所縁グループ(D)グループージャーナ名法>

1、安般念=初、第二、第三及び第四禅。

2、白骨観=初禅。

3、白遍=初、第二、第三及び第四禅。

4、慈心観=初、第二及び第三禅。

5、不浄観=初禅。

もし、不断に継続して、六グループの不善グループ名法のみを、識別し続けるならば、光は、暗くなる。故に、一つひとつのグループまたは、一つ毎の種類の、色所縁の名法を識別する時、善と不善グループの名法の、両方ともに、識別する様にする。

《名法全体を「名法」として識別する》

《清浄道論》(第18章)の中において、以下の様に言う:

’So sabbepi te arūpadhamma 

namana lakkhaṇena ekato 

katvā etaṁ nāmanti passati.’

ーー「(全体的に)その一切が、(所縁に)向かう相を擁する所の、非色法を取り、彼はそれらを『名』として観ずる。」

この教えに従えば、すべての名法を、全体的、一体的な「名法」として、識別しなければならない、という事である。

処門(āyatana dvāra)に基づいて、名法を識別する。

先に、一つひとつを見る。

例えば、識、触または受を見、その後に徐々に、識別する名法の数を、増やして行く。

明晰に、同時に、一つひとつの心識刹那の中の、すべての名法を、見ることが出来た時、名法を所縁に趣向させる、または向かわせる所の、所縁の相を所縁として取り、それらを全体、一体として:

「これは名法である」、または「名法、名法」

と識別する。

(訳者:表7-2 ~ 表7ー13は、構成が複雑なため、当ブログでは制作困難に付き、割愛しました。)

(8-52につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。     http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>