今、内田樹さんの著書を読んでいます。
以前も読んだことがありますが、再確認の意味で・・・。
彼はフランス思想・哲学研究の専門家で、武道家でもあります。
武道は合気道師範、大学(神戸女学院大学)を引退した後は、武道家に転身されました。
そして、彼は、仏道にも興味がある様です。
武道と仏道は相性がよい・・・中国の嵩山少林寺の武闘僧を見ても分かりますね。
武道にも仏道にも共通して必要なもの、それはサティ(正念)です。
常に、今ここにおいて、自分はどの様な状態であるか、ということを明白に知っておかねば、武道では敵にやられてしまいますし、仏道では己にやられてしまいます。
そしてサティは、潜在意識にも繋がっていますから、武道なら、身体が無意識に動かせるまで訓練しておかねば敵を倒せない、仏道なら、有分心に気がつかなければ、本来の自己に出会う事ができない(無我であるから、本来の自己はない、という正論、言葉のアヤは、ひとまず横において)。
内田先生は、神戸で寺子屋を開いているそうで、彼の
武道+仏道+フランス哲学の三位一体論を、一度、じかに聞いてみたいものだと思っています。