Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2018-04-27から1日間の記事一覧

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』6-4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 三、名と色 五蘊の有情が結生する時、名法と色法は、相互に支持し合って、同時に生起する。 ここにおいて、縁法が名であれば、縁生法は、色である; 反対も又然りであり、もし、縁法が色であれば、縁生法は名であ…

FDC資料「37道品ハンドブック」8-1 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 第八章 八正道(Maggaṅga) 「道」(magga)の定義は以下の通り: 「これらの法は、『身見』などの障礙を取り除いて、涅槃に証入すること、…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-6 Ledī Sayādaw著(90/120)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 上に述べた「七覚支」と関連する境地は、相互に協調・影響し合うもので、また、それぞれの機能・功能も、特別に明晰である。 普通のレベル…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-5 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 故に、《法句経》では以下のように言う: 「比丘は、(+執着を)捨て去る事や、謙虚になる事を通して、彼の心は寂静になり、超人的な楽を…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-4 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 修行者が「業処」の修行において、何らかの方法やシステムの欠如がある時、心身において、鍛錬という名の実践を、しなければならない; し…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-3 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 内心の混乱、考えと思考・情緒が止まる時、修行している(+修行者の)心身には、平安、静けさの過程が顕現する。 これがいわゆる「軽安等…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-2 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 「七覚支」とは: 一、等覚支 二、択法等覚支 三、精進等覚支 四、喜等覚支 五、軽安等覚支 六、定等覚支 七、捨等覚支 である。 「念の内…

FDC資料「37道品ハンドブック」7-1 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 第七章 七覚支(Sambojjhaṅga) 「いわゆる『正覚』とは、すなわち、明確にかつ明晰に四聖諦を覚知・察知する事ができる事を言う。 いわゆ…

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』6-3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 二、色と色 我々の身体は、四大ー地・水・火・風から成り立っている。 地・水・火・風は相互に支え合い、かつ、同時に生起する。 それらは、どのようにして、お互いに支え合っているのか? たとえば、地は、他の…