<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
三、名と色
五蘊の有情が結生する時、名法と色法は、相互に支持し合って、同時に生起する。
ここにおいて、縁法が名であれば、縁生法は、色である;
反対も又然りであり、もし、縁法が色であれば、縁生法は名である。
人類について言えば、ここで言う名法とは、結生識とそれに相応する心所の事である。
結生識が生起する時、30個の色法もまた、それと同時に生起するが、それは、それぞれ、性根10法聚、身10法聚と心所依処10法聚である。
もし、結生識と相応する心所が縁法であれば、縁生法は、30個の俱生色法であり、縁力は俱生縁である;もし、結生色法が縁法であるならば、縁生法は、結生名法であり、縁力は俱生縁である。
(6-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>