Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-11-01から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー13)(私家版)

「集諦」はどこから来るのか? 集諦とは何であるか? 「集諦」とは苦の原因であり、それは即ち無明と愛欲である。。。 結生識は、一世の中において、一番目に出現する心識であり、果報心である。その因は、必ず過去世にある。結生の瞬間にある訳ではない。結…

晩秋の華やぎ

今年は異常な暑さで、年寄が無理して庭仕事をして熱中症になってはいけない、と思い、3ヶ月程庭に出ませんでした。。。。。 いや〜、雑草の繁ること!繁ること! (これが全部、人間の食せる野菜なら、私は、にわか菜食主義者になって、エンゲル係数下げら…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー12)(私家版)

結生の時、30個の色法と、33個の心所が生じる。結生識を含む所の、これらは5蘊と呼ぶ。。 30個の色法は「色蘊」と呼ぶ。 33個の心所の中に、一つの「受」と呼ばれる心所がある。これを「受蘊」と呼ぶ。。。 もう一つ、想という心所があり、これを「…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー11)(私家版)

結生識に関して、一個の永恒の霊魂が、過去世から、今の世に漂い来たのだ、とは言えない。。 過去世の人物と、今世の人物は同一であるとは言えない。がしかし、今世の人物は、過去世の人物と関係がないとも言えない。例えば、やまびこの発声が《ねこ〜!》で…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー10)(私家版)

結生識が生起する時、30個の色法(性根10法聚、身10法聚、心10法聚)と33個の心所が同時に生起する。上で、無明の縁により行有り、行の縁により識有り、識の縁により名色あり、説明した。33個の心所とは、その中の「名」である。30個の色法は…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー8/9)(私家版)

結生識の役割は、ちょうど一基の橋梁の様である。それは過去世と新しい一世を結び付ける。。。。。 ただし、何か一つの霊魂が存在して、過去世からこの一世に漂って来る訳ではない。この様な意見は常見と言う。。。 しかしまた、この結生識は過去世と全く関…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(62ー7)(私家版)

<表P>死亡と結生の過程(人類) (図表割愛)………最後の心路過程=趣相(赤い色)