Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>ミラレパ(雑談)

3月22日の夕方、別府からフェリーに乗りました。翌朝、7時過ぎ、

大阪(南港)に到着。目的地は、堺筋線日本橋駅近くの應典院、例の

「ミラレパ」講義の聴講に行ってきました。

ミラレパ、私の好きなチベットの聖者。彼の人となり、彼の人生の詳細

インターネットで見て頂くとして、23日の講座では、チベット人

の先生がチベット語の教材(ミラレパの伝記本?)をチベット語

読み上げながら、その行間にある深い意味の説明をしてくださいました。

私はミラレパも好きですが、ミラレパの妹も好き。お兄さんは

悟っちゃって、洞窟の中で裸で暮らしているのだけど、妹はそれが

恥ずかしくて仕方がない。

「ズボンを縫って」と妹が市場で買った布地を渡したら、ミラレパ、

それを小さく切って、帽子や手袋や靴下にしてしまったので、

妹の怒る事怒る事(笑)。

お兄さんが聖者になったのは嬉しいけれど、裸じゃいやだ。これ、妹とし

ては、本音、可愛い本音ですよね。この妹がいたおかげで、ミラレパは

「いかめしい、お偉い、気取った聖者」ではなくて、妹に叱られ

てる、ただのお兄ちゃんになっちゃった(笑)。

ミラレパは妹に「人間、裸が恥ずかしいなんて事はない」「恥ずかしい

のは人をいじめたり、財産を奪ったり、騙したりする、ゆがんだ心なん

だよ」と諭します。

そ、それは分かるんだけど、兄ちゃん、やっぱり、裸はね・・・、

妹さんも苦労しますね(苦笑)