2014-05-16 是誰庵日記>オガタマの木 雑談 今日、サカタ〇タネさんから来たメールを見ていると、オガタマの木に 関する説明があった。そうそう、我が家に植えたあの木、オガタマだっ たな(名前、失念していた)。 父は青年の時に台湾から神戸にやってきた移民だが、故郷を思ってか、 事業に成功して大きな家を建てた時に、玄関先にこの木を植えた。 春になると、モクレンをうんと小さくしたような、花びらの厚い、 クリーム色の花を咲かせたが、その香りが独特で、バナナみたい・・・、 よく学校に持って行って友達に見せたものだ。 私は、この家に越して来て、亡き父の為にオガタマ(中国名玉蘭花)を、 亡き母の為にカイドウを植えた。父の為にオガタマを選んだのは、父が この木を愛していたからだが、母の為にカイドウを選んだのは、 母の名が<海棠>だったから(笑)。 祖母は菊が好きだったが、私は園芸下手で、菊園を作る自信がなかった ので、祖母にはジューン・ベリーを植えた。 私には、先祖を敬うために仏壇を持つという考えはないが、父と母の恩、 そして私を可愛がってくれた祖母の恩を思って、3種類の木を植えた。 こういう事が出来る年齢になって、なんだか嬉しい。