南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー講述「顕正法蔵」(翻訳文)5-51

如何にして、心が精進すべき時に、心を精進させるのか?

禅の修行者は、すべての七覚支を育成し、かつバランスしなければならない。

精進が足りず、喜悦に欠けて、恐怖感(=無常への恐れの気持ち)がなく、そのために心が怠惰である時、禅の修行者の心は、禅の修行の目標から遠く離れることになる・・・(+目標とは)ここでは安般念の事であるが。

この時、彼は軽安、定と捨という、この三覚支を強化してはならず、択法、精進と喜という、この三覚支を強化することによって、心を再度奮い立たせるべきである。

世尊はかつて、以下のように述べた:

「比丘たちよ。

心が軟弱で無力の時、軽安覚支、定覚支と捨覚支を強化する時ではない。

なぜか?

比丘たちよ。

心が軟弱で無力の時、それらの覚支では、心を奮い立たせる事はできないからである。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-52につづく)

Idaṃ me puññaṃ nibbānassa paccayo hotu。 

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>