如何にして、心が精進すべき時に、心を精進させるのか?
禅の修行者は、すべての七覚支を育成し、かつバランスしなければならない。
精進が足りず、喜悦に欠けて、恐怖感(=無常への恐れの気持ち)がなく、そのために心が怠惰である時、禅の修行者の心は、禅の修行の目標から遠く離れることになる・・・(+目標とは)ここでは安般念の事であるが。
この時、彼は軽安、定と捨という、この三覚支を強化してはならず、択法、精進と喜という、この三覚支を強化することによって、心を再度奮い立たせるべきである。
世尊はかつて、以下のように述べた:
「比丘たちよ。
心が軟弱で無力の時、軽安覚支、定覚支と捨覚支を強化する時ではない。
なぜか?
比丘たちよ。
心が軟弱で無力の時、それらの覚支では、心を奮い立たせる事はできないからである。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-52につづく)
Idaṃ me puññaṃ nibbānassa paccayo hotu。
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>