<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
行道清浄(paṭitadāvisuddhi)とは何か?
それは、近行定及びその相応する所の、法である。
捨の強化(upekkhānubyuhanā)とは何か?
それは、安止定(ジャーナ定)である。
満足(sampahaṁsanā)とは何か?
それは、省察(paccavekkhaṇā)である。
8-8-8 ジャーナの意味
Ārammanūpanijjhānato paccanikajhāpanato vā jhānaṁ.ーー ジャーナと呼ぶのは、それが禅の修行の所縁を照らす(upanijjhāna)、たとえば、安般似相(ジャーナ)、であるから。
また、障礙(すなわち、五蓋)を焼き尽くす(jhāpana)から。
(《清浄道論》第四章・第119節)
ジャーナには二種類ある:
「所縁を照らすジャーナ」(ārammanpanijjhāna jhāna)と「相を照らジャーナ」(lakkhaṇūpanijjhāna)である。
八定は、「所縁を照らすジャーナ」である。
というのも、禅の修行の目標を照らすが故に。
たとえば、地遍、安般似相など等。
観智、道智と果智は「相を照らすジャーナ」と呼ばれる。
観智は、諸行の無常の相、苦の相と無我の相を照らすか、またはそれらを知見するが故に、「相を照らすジャーナ」と呼ばれる。
観智の作用は、聖道を成就せしめるので、また聖道は「相を照らすジャーナ」とも、言われる。
聖果智もまた「相を照らすジャーナ」と呼ばれる。というのも、それは滅聖諦の真実相を照らすか知見するかであって、それはすなわち、涅槃寂静相である。(《殊勝義註》)
(5-106につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<パオ・セヤドー講述「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>