南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「身念処」1-40

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

どのような肉体的存在に対しても、欣喜を覚える人;

目が色(=物質)を見る時、耳が音・声を聞くとき、または想像に対する認知において、または心行または意識の造作に欣喜を覚える人;

 彼は苦を受けるのが好きな人であり、苦を受けるのが好きなこの種の人は、苦を滅することができない。

ーー(相応部ニカーヤ)

上に引用した内容は、苦の負の面であるーー楽については、楽は無常であり、同じ状態を維持しつづけることが出来ない為、楽もまた苦である。というのも、楽はコントロールできないものであり、無我であるが故に。

苦を滅する為には、我々は修行を通して、苦を体験・体得し、智慧でもって苦を知見するならば、あなたは輪廻から離脱することができる。

煩悩は強力で頑固であるから、智慧でもって苦を体験証悟して、煩悩を断じ除くのがよい。

(1-41につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>