是誰庵のひとやすみ~偽比丘の見分け方
私は英語ができませんので、Web上で仏教関連の資料を探す時は、中国語で書かれたものを探す事が多いです。
IT上で、中国語で発表されたものは、テラワーダも、大乗も、チベット仏教も、割と充実しています。中国人(台湾人、海外に住む華人を含む)は昔から、仏教が好きなのですね。
先日、いつものように、中国語で書かれた仏教の資料を探していましたら「偽比丘の見分け方」というPDFに出会いました。
出版元は、マレーシアの某仏教団体で、その構成員は、マレーシア青年仏教組織や、スリランカの仏教組織。
基本的には、在家の方々が集まって、マレーシアで猖獗を極める<偽比丘>の戒律違反に、警鐘を鳴らしたもののようです。
マレーシアの華人社会は、これまで大乗仏教が主でしたが、交通網や通信の発達によって、テラワーダも隆盛するようになっています。
ただ、テラワーダに慣れていない華人が、偽比丘に騙されて、身分不相応な布施したり、テラワーダでは禁止されている法物を買わされたりする現象があり、マレーシアとスリランカの在家の仏教関係者が、テラワーダの清浄を守るために、立ち上がったようです。
これを少しずつ翻訳しましょう。
パオ・セヤドーの著書の中でも、パオ僧院で修行を終えて、マレーシアに戻ってきた比丘たちの品行がよくないという、在家の方々の訴えが、包み隠すことなく、そのまま載っています。
他人のふり見て我がふり直せ・・・日本でも、仏陀の弟子であるテラワーダの出家者は、清浄でなければなりません。
今後、「偽比丘の見分け方」(中国語版)を少しずつ翻訳しますので、興味をのある方はご閲覧下さい。