南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵のひとやすみ~台湾のパオ

来月の下旬に台湾に行く予定です。

ミャンマーの西方、バングラデッシュの近くにお寺を開いている P尊者(パオ・メソッド指導者)が、台湾嘉義の法雨道場でリトリートを催しますので、それに参加してきます。

台湾には、四種類のパオ関連のお寺があります。

法雨道場はパオ専門道場という訳ではありませんが、法雨道場の住職だった明法比丘が、アメリカでテラワーダに出会い、台湾にテラワーダを持ち帰りました。ここが台湾テラワーダ発祥の地です。

次に、正真正銘のパオ台湾分院。

このお寺は台湾の臍に当たる山の中にあり、静楽禅林と言います。住職は、パオ・セヤドーに指名されて、マンダレー分院から来たSayādawで、パオ本山で修行した後、台湾に戻った台湾人比丘(開山に一番努力された方)は、副住職を務めています。

ここにはパオ・セヤドーが来台された時に寝泊りできるように、セヤドー専用のクティも、用意されています。

第三番目は、スリランカにパオの分院があって、その分院の台湾分院(ちょっとややこしい)。寂静禅林と言い、台南にあります。

パオのスリランカ分院は、なぜか台湾の比丘尼さんたちに大人気です。女性向けの居住地と、指導してくれる尊者方の住まいが離れいてるので、インタビューの時は、女性たちは、相当長時間、山道を歩くそうです。私は、話を聞くだけで「そりゃ、無理」(笑)。

四番目は、寂静禅林と提携する形で、高雄元享寺の台北分院の中に、パオ・スリランカ分院の支部が出来た事です。ますますややこしいですが、台湾でパオが大変に歓迎されている様子が、うかがえます。元享寺の比丘尼方は、仏典編纂で名を馳せている、台湾の知的比丘尼集団です。

その為、パオ・スリランカ分院の尊者方の法話を上手にまとめて、WEB上に(中国語で)発表しています(大変よい勉強になります)。

そんな訳で(準備等で忙しい事もあり)、台湾から帰国する3月10日頃までは、ブログの更新がゆっくりになります。あしからず。

        <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay>