南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『阿羅漢向・阿羅漢果』1-5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

このようであれば、禅の修行は、一貫性を持たず、時には非常に順調でありながら、その後、突然に、何等の予兆もなく、前に進まなくなってしまう。

そうなれば、修行全体としては、非常に不安定なものになり、目に見えていた進展は、跡形もなく消えてしまう。

この時、信心(=法への信頼)は打撃を受け、心は、不安の中に落ち込んでしまう。

しかし、我々がもし、念誦の詞を利用して、念住を固定する錨とする事ができたならば、心は、最も短い時間内で、静かになって禅定を証することができ、また、このような方便によって、定の境も保持することができる。

(1-6につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<『阿羅漢向・阿羅漢果』 中国語版→日本語訳出 翻訳文責 

Pañña-adhika Sayalay>