<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
「仏陀に対して、絶対的な浄信を具備する」(《中部》第9《正見経》)
パーリ経典の中で、この部分にある、aveccapasādaは、「不動揺なる信仰」を指す。
この種の「信仰」は、我々が仏陀の神聖なる特質を憶念する時に証得する所の「近行定」である。
「近行定」とは、我々が仏陀の特質(「阿羅漢」)を憶念した時に、証得する所の、安定的、堅固な専注力をいい、それは入定しているのとよく似ている。
一人の修行者が、この種の、安定した専注力を体得した時、信仰は、主動的に優勢になる事を知る。
このような修行者は、仏陀の神聖なる特質を憶念する信仰のうちに、彼の心霊をコントロール(制御)する。
法、サンガの神聖なる特質への憶念もまた、同様である。
(5-9につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>