<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
「世間禅定の基礎ーー戒清浄」は「活命戒」(八関斎戒)を言う。
この種の戒・律は、一人の修行者を、今生において、「世間禅定」を証得せしめる。
この種の戒・律を持戒して清浄であり、破壊されていない時、修行者は、貪・瞋・痴の汚染から解脱する事ができる。
故に、一人の修行者にとって、信仰は、戒・律の内においても突出しているものである事を知らなければならない。
戒・律の、この種の必要条件を、観察できない事を「破戒」と言う。
技術的に、この種の戒・律が破戒されていないとしても、もし、普通の一般的な条件に基づけば、(+破戒は)「不浄」であると言える。
俗に言う:
「河から上がって初めて、牡牛の価値が分かる。」
凡夫と仏陀の弟子に付いて言えば、ただ、彼らがこの四種類の構成要素を完成した時に初めて、彼らの内心に隠された動揺、散乱が、消えたかどうかが分かるのである。
言い換えれば、その時初めて、彼らは己自身の心霊をコントロール(制御)し得ているかどうかが、分かるのである。
(5-10につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>