<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)
「一人の修行者は、どこにおいて『定根』を探し求めるべきか?『四禅定』の中において探し求めるべきである。」(《相応部》大品・根相応第4・応観第8経)
「禅定」の修習をする時、たとえば、呼気・吸気において、少なくとも「近行定」を証得する時、または、過去の輪廻げ原因で誘発された所の、心の不安定的な愛欲、瞋恚煩悩蓋が取り除かれたならば、「禅定」における専注力は、特別に安定し、非常に清らかになる。
これが「禅定」によって生起される(+心の)支配の功徳である。
「禅定」の修習において、この修行者は、すでに、内心の不安と動揺を解消しており、彼は、己自身の心を支配する事のできる修行者である、と言える。
(5-13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>