南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

FDC資料「37道品ハンドブック」4-3 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です)

「現証如意」(Sacchikiriyāsiddhi):

心・身の二つの方面において、「滅聖諦」を円満に実現する事。

この種の仕事には、煩悩の制圧と、破壊が含まれる。

「修習如意」(Bhāvanāsiddhi):

苦の滅、出世間である所の「道聖諦」を証得するまで、ひたすら戒・定・慧の三学を開発する。

 

もし、「清浄道」の順序でもって「如意」を分類するならば、「戒清浄」を円満成就するという内の、その中に含まれる「四遍浄戒」(catupārisuddhi)は、「四如意」を具足している事になる。

「心清浄」の内においては、同時に「八正定」「遍作禅定」(Parikamma samādhi)、「近行禅定」(upacāra samādhi)を円満成就するが、それはすなわち、「八如意」を具足した事になる。

五種類の世間的神通を円満に成就したならば、たとえば、神変などの能力であるが、それは「五如意」を具足した事になる。

「慧清浄」では、「見清浄」を円満成就するならば、それはすなわち、「一種の如意」を具足した事になる。

このような方式に従って、更に高度なレベルの「如意」を理解することができる。

仏法における(+「如意」に関する)陳述は、これにおいて一段落する。

(4-4につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「37道品ハンドブック」Ledī Sayādaw著 中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>