『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-24)
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
ジャーナと呼吸
初禅の時、呼吸は非常に繊細に変化する;
第二禅の時、それは更に微細に変化する;
第三禅の時、それは更に更に微細に変化する;
第四禅の時、呼吸は完全に停止する。
第四禅の呼吸は、微細すぎて察知することができない、という事ではなく、完全に停止するのである。
多くの人々は、第四禅において、呼吸が停止する事を信じない。
仏陀は《受相応・独処經》(Rahogata Sutta)において述べた話に、耳を傾けてみたい。
”第四禅を成就した者、入息、出息は已に滅している(assāsapassāsā niruddhā honti)・・・
第四禅を成就した者、入息、出息は已に寂止している(vūpasantā honti)・・・
第四禅を成就した者、入息、出息は已に止息している(paṭippassaddhā honti)”
これが、第四禅において、如何に、入出息念の修習を円満させるのか、という第四番目の段階である。
【(4)彼は学ぶ:
’私は、身行を平静にして、入息する。
彼は学ぶ:
’私は、身行を平静にして、出息をする。’】
(6-25につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著(原題「証悟涅槃的唯一之道」)
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>