Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『智慧の光』(3-21)<K氏依頼分>

(これに)成功した後、第三禅を修習したいと思うならば、あなたは第二禅の欠点と第三禅の長所を思惟しなければならない:第ニ゙禅は、初禅に近く、その喜禅支は粗く、劣っている為、静寂において、無喜の第三禅よりも劣っている。第二禅から出定して、この様に思惟した後、あなたは第三禅を証得したいという心を育成しなければならない。その後に再度似相に専注する。この様にすれば、楽及び一境性を具備する所の、第三禅に到達する事が出来る。その後に、第三禅の五自在を修習する。。。……………………           これに成功した後、第四禅の修行に進みたいならば、あなたは第三禅の欠点と長所を思惟しなければならない:第三禅の楽禅支は、粗くて劣っているもので、それは第三禅をして、無楽の第四禅の静寂より劣らしめている。第三禅から出定した後、この様に思惟して後、あなたは第四禅を証得したいという心を育成し、再度、似相に専注する。この様にすれば、舎(=捨)(受)及び一境性を具備した第四禅に到達する事が出来る。次に、あなたは第四禅の五自在を修習しなければならない。第四禅に入ると、呼吸は完全に停止する。…………………………………………      この様にして《大念処経》の中で教える所の、修習:‘私は身行を止めて、入息をする。‘、修習:‘私は身行を止めて出息をする。‘ が完成した事になる。。。……………………               この ‘身行を止める‘ ステップは、禅相が生起する前に始まり、定力が四禅の修習に従って強化される時、呼吸はますます清寂になり、ついには、停止に至るのである。。。………………………………………………………………★願以此功徳、早日証得涅槃楽!