<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
仏陀には、提出される質問すべてに回答するという考えはなかったーーあれら意義のない質問、または質問者が答えを聞いても理解することができない問題。
仏陀は非常に現実を重視する導師であり、慈・悲の心と智慧に満ち溢れていた。
彼は分かりやすい言語でもって、人々に真理を説き、彼らが、己自ら徹底的に真理を理解し、己自ら主体的に智慧を開発できる様にした。
もし、質問者が己自身の修行と関係のない問題を質問するならば、仏陀は回答しない。
仏陀が回答する目的は、人々が、己とは何かを証悟するのに必要な支援の為であり、仏陀自身の、無上の智慧を披露するためではないのである。
仏陀は色々な異なった方法でもって、色々な異なった質問に答えた。
一番目の方法は、直接「Yes」「No」と答えるもの。
例えば:「すべての事物は無常に属しますか?」
答えは:「Yes」
(B-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
原題『仏教徒信仰的是什麼』中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay