<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
三個の離心所
20、正語(sammāvāca):
生きていく上で無関係な妄語、両舌、悪口、綺語の四悪語から遠く離れる;
悪語を言わない。
21、正業(sammākammanta):
生きていく上で無関係な殺生、偸盗、邪淫の三身悪行から遠く離れる;
身の悪行を為さない。
22、正命(sammā‐ājīvā):
生きていく上で関係のある(ママ)四悪語と三身悪行から遠く離れる;
悪語を言わない、また身の悪行を造(ナ)さない。
二個の無量心所
23、悲(karuṇā):
憐憫の心。痛苦を受難している衆生を所縁に取る;
救済したいと思う(+心)。
24、喜(muditā):
随喜。楽しい、愉快な衆生を所縁に取る;
嫉妬しない。
一個の慧根心所
25、慧根(paññindriya):
すなわち、慧。
究極法または四聖諦を、徹底的に如実知見する。
慧は、また、智、無痴、正見、択法とも言う。
四聖諦を審察する時、それが最も主要な(+役割を果たす)為に、故に慧根と言う。
以上は、25個の美心所である。
禅修行者は、究極法の自性相(sabhāva lakkhaṇa)または作用(rasa)に依って、それらを識別する事ができる。
所以に、ある種の心所に関しては、その自性相と作用の両方について、言及した。
(8-16につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>