南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(13-3)(私家版)

もし、授戒師と依止戒師が同一人物ではない時、サーマネラは、もう一人、別の戒師を見つけて、依止戒師になって頂かねばならない。

サーマネラは、依止戒師なしに、(サンガに)留まるのは、如法ではない(違反である)。

サーマネラは、依止戒師に、戒師になって頂く為の、請願をする時に誦する所の、そのパーリ文の内にある含意は、戒師に、自分が犯す何らかの過失について、監督と告知をお願いするものである。

戒師が

”Pāsādikena sampādehi.” または

”Sāhu、Lahu、opāyikam、patirūpaṃ.” と回答して、願望を受け入れる事を表明する。

もし、(依止)戒師が、身体、言語において、回答をしないのであれば、(依止)戒師になって頂くという願望は、無効となる。

(13-4につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>