★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(13-3)(私家版)
もし、授戒師と依止戒師が同一人物ではない時、サーマネラは、もう一人、別の戒師を見つけて、依止戒師になって頂かねばならない。
サーマネラは、依止戒師なしに、(サンガに)留まるのは、如法ではない(違反である)。
サーマネラは、依止戒師に、戒師になって頂く為の、請願をする時に誦する所の、そのパーリ文の内にある含意は、戒師に、自分が犯す何らかの過失について、監督と告知をお願いするものである。
戒師が
”Pāsādikena sampādehi.” または
”Sāhu、Lahu、opāyikam、patirūpaṃ.” と回答して、願望を受け入れる事を表明する。
もし、(依止)戒師が、身体、言語において、回答をしないのであれば、(依止)戒師になって頂くという願望は、無効となる。
(13-4につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>