南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(13-4)(私家版)

戒師は、新しい出家者に対して、してよい事、してはいけない事のすべてを、教導しなければならない。

新しい出家者は、どの様に袈裟を着るのか、どの同様に歩くのか、どの様に食べるのか、などの行儀を学ばねばならない。

当該のサーマネラが、上に述べた行儀に適応する事ができる様になって初めて、外出に随行して、托鉢に参加する事や、また、護衛の為の念誦の儀式に参加する事を、許可する事ができる。

この期間、戒師は、サーマネラをよく保護し、彼が

”10種類の滅擯事”(dasa nāsanaṅga)

の中の、何か一か条(すなわち、サーマネラの10種類のパーラジカ)でも犯す事のない様に、(監督)しなければならない。

(14-1につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>