Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~やはり野に置け

今朝、えびす丸の散歩の途中、里道に

<ほたる袋>

が咲いていましたので、一茎摘んできました。

一茎で、12輪も花がついています(未開花の極小蕾も含む)。

野の花を、つい摘んで、精舎に持って帰ってしまうのは、やはり《所有欲》のせいですね。

高度成長期に青春時代を過ごした団塊の世代、頑張って(無理して)働けば、働いただけ収入が増えまして、それで物を買う、それで生活が充実する、それが幸福・・・と勘違いしてしまった向きがあります。

野の花を摘んで帰って、感動するのは一瞬で、あとは少し後味の悪い、申し訳ない様な気持ちになります。

といいますのも、野の花を摘んで帰って花瓶に挿すと、ほほ100%、急速に、元気がなくなるのです。

やはり野に置け・・・本当にその通りです。

(飾っている<ほたる袋>に蛍がやって来て、中で一休み・・・それなら嬉しい限りですが)。

(<ほたる袋>写真は後ほど)

追記:幼少の頃、親にねだっても買ってもらえなかった品物を、自分で働いたお金で購入する・・・

これは大人としての、自立への一歩でありますから、働いて好きな物を購入する喜びの感情は、全否定するべきではないとは、思います。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

Paññādhika Sayalay 般若精舎>