Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

筏の喩

ノートパソコンで翻訳文をupしようとするのですが、上手く行ったり、行かなかったり。    翻訳文のupは、もうしばらくお待ち下さい。     さて、今日はゴータマ仏の教えの中の、    <筏の喩>について。          ゴータマ仏は言います…          〘あなたが、筏に乗って河を渡るとしょう。河を渡り終えたあなたは、乗って来た筏をどうするか?勿論、捨てて行く。これから陸路を行くのに、筏を担いで歩くなど、愚かな人間のやることだ〙と。                 私が、最近思う事。            私は子供の頃から仏教が好きで、故中村元博士の論文に出逢ったこともあつて、タイやミャンマーテーラワーダ原始仏教)を学ぶ幸運に恵まれました。そして、ゴータマ仏の教えた四聖諦、八正道、サマタ・観の修行が、自分の人生に、良好な方向性を与えてくれました。これ以上、私を魅了する人生の指針はないと思っています…が、しかし、それとても、<筏>に過ぎない、のですね。              ゴータマ仏の教えは、どれをとっても、輪廻の苦海を渡る筏としては最高によく出来ているけれど、それも所詮<筏>、用が済んだら捨てるもの。                   私たちは時々、手段と目的が逆転して、倒錯した人生を送ってしまう人を見る事があります。     人生を渡る<筏>は、用が済めば捨てるもの。心に明記しておきたいものです。サヤレー。iPhone入力。