南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

マハーサマディ様から頂いたコメントへの回答(10月7日下線文章追加)

本日(10月3日)、私のブログ

認知症とゴータマ仏陀(9月26日UP)

をお読み頂いた、マハーサマディ様より、コメントを頂きました(ご興味のある方は、『認知症とゴータマ仏陀』コメント欄を、ご参照下さい。)

貴重なご意見、ありがとうございます。

ゴータマ仏陀が、実在したかしないか、なかなか難しい問題ですね。

A:ルンビニーの近くで、ゴータマ仏陀の舎利が出たとか、出ないとか。

B:亡命チベット人が持っていたゴータマ仏陀のお骨

(=歯?)が、台湾の仏光山寺にあるとか、ないとか。

C:中国(山西省だったか?)に、お骨(=親指の骨の一節)があるとか、ないとか(この、中国にあると言われているお骨は、20年程前に、台湾全土を巡航したことがあります。)。

ゴータマ仏陀が架空の人物故に、証拠が出ないのか?

または、考古学の発掘手法が遅れていて、証拠が見つからないのか?

経典言語学、経典比較論等の手法を用いて研究しても、いまだ真相は闇な様で・・・

私は仏教学者でも、考古学者でもないので、何とも言えませんが・・・まぁ、架空の人物であっても、残されたパーリ経典(これも架空?~笑)に書かれてあることは、大変に、私の好みに合いますし、実践していても楽しいです・・・そうそう、老荘も、実在していない、と言われていますが、老荘思想を実生活に応用すると、なかなか有益、楽しいですよね。

マハーサマディ様の言う通り、テーラワーダのサンガ、緬甸のサンガも、完璧ではないのでしょう・・・

サンガも凡夫の集まりが故に、争いもあり、少数民族と争いを起す仏教徒もいる・・・残念ながら、末法がゆえの悲しさでもあります・・・マハーサマディ様絶賛ご推薦のサイババの国インドは、レイプ横行地獄ですよね、それもダリット女性を集団で襲撃する、という卑劣さで(尤も、ラマナ・マハリシも、サイババも、仏陀の事は尊敬している様にお見受けしますが・・・)。

マハーサマディ様は、以前は、テーラワーダ禅宗を学び、現在はヒンズー教新興宗教、宇宙人説法がお好きで、それらにシフトした、と理解してよろしいでしょうか?

まぁ、お互い、道は違えども、先人、善知識の教えに学ぶ目的、行きつく先は、

【心豊かな、楽しい、落ち着いた人生】

であると思います(仏教は、苦諦、無我、涅槃を言う所が、他の宗教と異なりますが)。

マハーサマディ様は、あれこれ追求した結果、今は、インドのヒンズー教新興宗教、宇宙人説法に行きついた様ですが、今後の修行人生、宗教人生に、光栄のありますように、お祈り申しあげます。

 

追伸-1:

ゴータマ仏陀が涅槃される時、

【これより以降、私に頼るな、法に頼れ】

と言い残しました。<法>とは、宇宙と人間存在の真理の事でありましょう。

ゴータマ仏陀は、「この世に私(=如来)が出ても出なくても、<法>はそこにあって、私は<法>を発見しただけだ」

と言っています。

私の個人的解釈、趣味では、<法>を現代量子物理学に摺り合せるのが、好みです。

ゴータマ仏陀の教え(架空?~笑)と、物理学を照合させるのは、文系の私の頭では、なかなか難しいのですが、それでも、迷信に堕ちない様にする為に、時々物理の勉強をしています。

まぁ、このあたりが、[お寺の出]でもなく、佛教系大学にも行っていない・・・ただただ、縁あって、パオ森林僧院で修行・出家した、老尼僧の限界な訳です・・・

老い先短い身、冥途の土産に、サマタ・vipassanā に基づいて、《法、すなわち実相の直接知覚》・・・

これこそが【論より証拠】そのものなのですが・・・

が、どれだけ出来るかを日々の楽しみに、お迎えを待っている所でございます(笑)。

 

追伸ー2:

B,Cは、ともに、台湾仏光山寺の星雲法師(現在、住職位を禅譲のち引退)が関わっています。

これら、お骨に関する真相を知りたいと思われるのでしたら、法師にお問い合わせ下さい

・・・世の為人々の為、是非とも、これらのお骨は贋物である、と論破して下さいませ

・・・仏光山寺は、世界中に分院がありますが、日本ならば、東京板橋にあります、幕張メッセの帰りにでも如何ですか?~笑。。

 <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>