Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

部分と全体

仏教経典の三蔵の内、特にアビダンマは、分解の哲学、と言われます。。。         手元にあります《アビダンマッタサンガッハ》を読んだり、パオ・セヤドーの著書を翻訳していますと、2600年前、インドの地で悟りを開いたゴータマ仏陀は、ひたすら心と身体を、分解してみせて下さったのだな、と思います。。。。。               先日、整骨院に行きました。。        骨太の、大きな手で加療して下さったのですが、「大きな暖かい手だな」と思うと同時に、【この先生はきっといい人に違いない】という思いが沸き起こり………………、               そこへ                   『イヤイヤ、それは先走り!先生の私生活も知らないし、人となりも知らないのだから……妄想、妄想』              と、私の心に、赤信号が灯り…………………             無意味な思考、先走りの思いをストップする事ができたのは、日頃から安般念(出入息念)の瞑想をしているおかげ、ですね。。。。。。。               部分は部分。。。                 部分の寄せ集めは、全体の本質を、担保し得るのか????              ゴータマ仏陀から頂いた宿題…………       まだまだ、修行は続きます。。。。