Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(27ー2)(私家版)

■依処の分析  色法の生存地(というのは、例えば)心と心所は依処に依存して生起する(等のことである)。依処とは、心の生起を支える所の、色法のことである。前5の依処と前5門(即ち5浄色)は合致するものの、しかし、依処と門が、完全に一致するわけでもない。というのは、それは、心の生起に関して、異なる作用を有するが故に。心路過程における心と心所は、門を通して目標に接触する。依処とは即ち、心と心所の生起を支える所の色法である、と言うことが出来る。