先日、いつもお世話になっている温泉に行って来ました。湯船に先客がいて、よく見ると、知人のAさんでした。 A「サヤレーは毎日、何をしているのですか?」 S「朝一番に仏教書の翻訳、瞑想、それが済んだらワンちゃんとワチャワチャ遊んでいます」 「いいですねぇ。私は心配事が一杯あって、いつも落ち着かないのです。」…… 「いつもいつも心配している、と言う事は、解決が難しい固着した問題、と言うことですか?」………………… 「そうです」 「それなら幾ら考えても進展しないわけで、それ、考え損でしょ?」 ………… 「考え損なのは、頭では分かっているのですが、習性になっていて、いつも同じ問題をクルクル、考えてしまいます」………
「楽しいですか?」 「いえ、苦しいです」 それで、歩く瞑想を教えて差し上げました。家の廊下、3mくらい、右回りに何度も歩きます。時間は、10分以上で、軽く疲れるまで。1、2、1、2、と、掛け声をかけてもいいですが、意識は足裏に置いて、足裏の感触をしっかり感じて。無意味に考え過ぎる悪い習慣が、少し緩和されると思います。。。 「ご自分の頑張りだけが資本です。お代はいただきません」 と言いましたら、喜んでお帰りになり、頑張ってみる、との事でした。。。。 緬甸(ビルマ/ミャンマー) パオ森林僧院ヤンゴン分院所属 Paññādhika Sayalay 般若精舎