この事に対して、仏陀は、亀と狐の比喩を用いてお話されている。岸辺に一匹の亀がいて、4本の足を伸ばして休んでいた。その時、狐が一匹、食べ物を探していた。亀を見つけたので、それを食べようとて、亀に近づいた。亀は狐が向かって来るのを見て、4つの手足と頭を甲羅の中に引っ込めた。狐は:「よし、私はここで待っていよう。お前が手足を伸ばした時、俺はお前を食ってやる!」そして、狐は亀の傍らで待つ事にした。亀は:「よし、我々のどちらが忍耐強いか、試して見ようではないか?」と思った。狐は長い時間待ったが、亀はいつまでも出てこなかった。狐は飽きて、何処かへ行ってしまった。