南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(42ー2)(私家版)

1.色界安止心路過程             禅修行者が安般念を観ずる時、禅相が出現する。それは先に灰色で、白色に変化する。更に白色から透明になり、ダイヤモンドの様に輝く。これを似相と呼ぶ。。。。。              次に、禅修行者の心は、似相に専注する。1時間、2時間………彼は、徐々にジャーナに入る。ひとたびジャーナに入ると、心は色界安止心路を生起せしめる。。。。。。。               その過程は以下の通り:           有分波動、有分断、意門転向、       遍作、近行、随順、種姓、ジャーナ。。。  生まれて初めて第一回目のジャーナを証する時、このジャーナは、ただ一個の心識刹那を生ずるのみである。それが滅し去ると、心は有分に落ち込むが、修行者は自分ではそれが分からない。というのも、心の動きは非常に速いが故に。