もともと、大地獄に生まれ変わる事になる不善令生業であっても、阻害業がその影響力の下、小さな地獄又は餓鬼道に生まれ変わる様に導くことがある。。。。 アジャセ王(Ajattasatu)は、己自身の父ビンビサーラ(既にソータパナを証悟)を殺害した。父親殺しは重業である。。。 彼は本来、大地獄へ生まれ変わるべきであったが、しかし、彼は仏陀に出逢って後、仏陀に帰依しただけでなく、非常に多くの善業もなした。これらの善業、不善業を阻害した関係で、彼は小さい地獄に生まれ変わる事となった。。。。 一生の内において、阻害業が造る所の、非常に多くの出来事を見る事が出来る。。 人間界においては、この種の業は業生5蘊(名色、業生色)を阻害する為、悪業が熟した時、その人が富や財産・人間関係等において、多くの損失と苦痛(破産、親子の離散、天災人災の発生など等)に遭遇する事になるのである。
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